名取家の位牌壇
今年(2025年)6月8日に当店でおんがくカフェ26「名取和彦とみんなのうた」を行いました。その時に詩人、名取和彦さんのご実家でもある(株)名取商店小樽本店から、様々ご協力をいただき、さらにそのご縁で、名取家の位牌壇の台座部を作らせていただくことになり、先ほど納品してきました。菩提寺の龍徳寺・六角堂(小樽市)です。
大好きな詩人の一族の皆さまが安置されるものですので、気を引き締めて製作に当たりました。
これが完成した位牌壇です。

台座の欄間(らんま)部には、名取和彦さんも暮らした、小樽、水天宮外人坂のお家にあったお仏壇(七尾仏壇)の欄間をそのまま流用しました。名取和彦さんの姪御さんのアイデアです。

これは製作中の欄間(らんま)部分,仏壇から取り外して、洗浄して新たに枠を製作しているところです。

この台座の製作にあたって、ちゃんとイメージ図も描かせていただきました。こんな感じです。

名取和彦さんも眠る位牌壇を作らせていただき、感激でした。氏の師匠であるサトウハチローさんは、名取和彦さんのことを「北海道を描かせたら当代随一の詩人」と評価したそうです。小樽のさわやかな初夏を思わせた名取和彦の詩によりそったお仕事をさせていたけた。貴重な経験でした。名取家の皆さま、ありがとうございました。

