ワークショップ”民族誌・神話をデザインにする手法の開拓〜 アイヌ神謡集を例に 〜”ごあんない
過去2回にわたって文化人類学的手法を用いたランドスケープデザインのワークショップをやってきましたが、このワークショップの続編として、今回は文化を知る上できわめて重要な資料である神話を題材にしてデザインを組み立てるワークショップを開催します。講師はもちろん風土計画舎の片桐尉晶がつとめさせていただきます。
神話は様々な文化における価値や社会の構造を内包した社会の模型です。遊具やテーマパークのネタとされることも多い神話。このワークショップを通じて、神話という荒唐無稽な お話から社会の構造を抽出し、デザインの発想へと役立てられるようになりましょう。
このワークショップの参加者には専門家としての業務に必要な知識やスキルの証しである造園CPD(Continuing Professional Development)が2単位授与されます。
これまで行った民族誌からデザインするワークショップも復習します。加えて、時間があったら近年さかんになっているAI活用の可能性についても紹介します。
6/28日土曜日18時から、会場は札幌のコミュニティ喫茶・アイヴィさんです。

ワークショップのプログラム
前半:レクチャー
・文化とデザイン
・文化資料の活用法
・文化の見つけ方
・べからず集
・神話の利用法
後半:ワークショップ
・『アイヌ神謡集』について
・朗読家、兎ゆうによる神謡朗読
・神話を分析してみよう
・「エスキ」からスケッチへ
・合評会
(おまけ :文化資料とAIの活用)

講師:片桐尉晶
まちづくり、緑地・庭園、社寺、博物館展示の計画設計を行いつつ文化と景観の著作等を発表。(有)風土計画舎代表、博士(文学)、技術士(建設-都市及び地方計画)、小樽歴史遺産協議会理事。主著『名付けえぬ風景をめざして』(北大出版会)ほか多数
朗読:兎ゆう(朗読家・ナレーター・司会)
京都造形芸術大学卒、朗読を安藤千鶴子に師事、Voix de Lapin 主宰、 国際芸術連盟 第5回JILA朗読コンクール文芸部門第1位。
参加案内
日時:2025年6月28日(土)18:00〜20:00
場所:多目的喫茶店アイヴィ 電話:050-7117-5771
札幌市中央区北1条西18丁目1−52 市田ビル 2階
参加費:お一人¥1,000(会場費、資料費、朗読家謝金)限定9名、先着順
造園CPD:2単位つきます(自己申告) ※ノートと鉛筆をご用意ください
申し込み・お問い合わせ090-2697-6703(片桐) メールatelierpiano@gmail.com
- 主催者の日本造園学会北海道支部会のイベントページへのリンクです。
- 会場となる多目的喫茶店アイヴィのリンクです。
- 多目的喫茶店アイヴィへの地図はコチラ(google)