石狩に最初に創建されたお寺が能量寺です。このお寺の本堂、内陣を取り囲む組子の扉を制作いたしました。

総漆、金箔張りの扉です。蛇腹のように端に向かって開けるので、このような扉を巻障子と呼びます。本堂の内陣に入れるのは珍しいです。

能量寺は幕末の1858年に本願寺大谷派(お東)の寺院として創建されました。同時に他の宗派三寺も創建されたので、これらのお寺を、石狩四寺と呼ぶことがあります。